紅い紅いその唇は

 白蝋のような肌の上を這う

 氷のように冷たく

 だが、情熱的に

 唯一無二の己の姫を求めて

 彷徨う

 そして、紅い血に誓いを立てる

 きっといつの日か

 必ず

 寄り添うのだと

 一目

 一目あなたに

 もうこれで最後

 これっきり

 と、思っていたけれど

 屈託なく笑うあなたをみつけた途端

 欲望が私を支配する

 こっちを向いて

 そして触れて

 私を見つめて

 一度でいいから


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