七竈の実

赤く小さな実が揺れる

葉のない枝に彩を

白い世界に、明りを灯すように

キレンジャクが実をついばみ

ぽたりと赤い実が落ちる

雪化粧した地に

真っ赤な色の実が落ちる

血の雫のように

今宵は誰が血を流す

この赤い実のように


  見つめて…

美しいあなた

あなたは目の前にいるのに、私には手が届かない

あなたは微笑んでいるのにその瞳に私は映らない

長い月日をただあなたに会うために

生きた屍のこの身を引きずりながら過ごしてきた

あなたを手に入れるためならば、灰になってもかまわない

ただ、一瞬の抱擁と口付けを私に

私にその微笑を

私をその深い琥珀色の瞳で見つめて


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