あの人の指先が気になる
長くしなやかな指
器用に全てを包み込み、手品のように相手を煙にまく
でも、私からは決して触れることができない
あの人はあの娘のもの
あの人にはあの娘しか目に入らない
私はそっとあの人を盗み見るだけ
いつかあの人の心を盗みたいけれど
眩しい日差しに消え入りそうになる気持ち
空はこんなにも青くて
雲はこんなにも白いのに
真っ暗な闇の中にある私の心
扉の鍵を開けて
暖かな日差しをこの闇に照らし出してくれるのは誰?
いいえ
自分で見つける
心の湖に沈む鍵を
あの人と一緒に探せたら